【私有地・店舗向け】無断駐車への正しい対応方法!警察が動かない時の合法的な対策

「アパートの契約区画に見知らぬ車が停まっている…」
「店舗の駐車場が、営業時間外に勝手に使われている…」
車社会である京都南部・城陽市において、私有地への無断駐車はオーナー様や店舗経営者を悩ませる悪質なトラブルです。

「すぐにレッカー移動したい」「警察を呼んで罰金を取ってやりたい」と憤るお気持ちは痛いほどわかりますが、無断駐車の対応において感情的な行動は、逆にオーナー様が法的に訴えられるリスク(自力救済の禁止)を伴います。

本記事では、私有地や店舗での無断駐車が発生した際の正しい対応方法、警察が介入できるケースとできないケースの違い、そして被害を未然に防ぐための物理的な対策について、地元・城陽市で駐車場管理や空き地活用を手掛ける不動産のプロの視点から解説します。

1. 私有地・店舗の無断駐車で「警察」は対応してくれるのか?

無断駐車を発見した際、真っ先に思い浮かぶのが「警察への通報」ですが、実は警察が対応できるケースには厳格な線引きがあります。

原則は「民事不介入」で動けない

アパートの敷地内、月極駐車場、店舗の駐車場など、いわゆる「私有地」で起きた無断駐車トラブルに対しては、警察は原則として「民事不介入」の立場をとるため、レッカー移動や違反切符の取り締まりを行うことはできません。
警察が取り締まることができるのは、道路交通法が適用される「公道」のみです。

警察が対応(介入)してくれる例外ケース

私有地であっても、以下のような場合は警察に対応してもらえる可能性があります。通報する(110番または最寄りの交番へ相談する)場合は、状況を正確に伝えることが重要です。

  • 無断駐車の車体が公道(歩道や車道)にはみ出して停まっている場合。
  • 無断駐車によって、他の車の出入りが完全に塞がれ、業務妨害に該当する悪質なケース。
  • 盗難車の疑いがある場合(ナンバープレートや車台番号から警察が照会してくれます)。

2. 無断駐車への正しい「対応方法」(合法的な初期対応)

警察が動けない私有地での無断駐車に対し、オーナー様や管理会社が行うべき正しい対応方法は以下の通りです。

ステップ1:証拠の記録(写真撮影)

まずは現状を証拠として残します。スマートフォン等で以下の内容がはっきりとわかるように写真を撮影してください。

  • 車の全体像(車種・色がわかるように)
  • ナンバープレートの全桁
  • 駐車されている場所(周囲の背景も入れて私有地であることを証明)
  • 駐車されていた日時(カメラのタイムスタンプ機能を活用)

ステップ2:張り紙での警告

車の持ち主に無断駐車であることを認識させるため、警告の張り紙を行います。
ここで重要なのは、車体を傷つけないことです。ガムテープなどでフロントガラスにベタベタと貼り付けると「器物損壊」で訴えられる恐れがあるため、ワイパーに挟む程度にとどめるのが実務上の鉄則です。(※張り紙の具体的な例文や書き方については、別の記事で詳しく解説します)

ステップ3:物理的な予防策の実施

無断駐車の車が立ち去った後は、再発を防ぐための対応が必要です。「ここに停めたら面倒なことになる」と視覚的に訴えかけることが最大の防御になります。
具体的には、対象の区画に「カラーコーン(パイロン)」や「コーンバー」を設置し、物理的に進入できないようにします。

3. 絶対にやってはいけないNG対応(自力救済の禁止)

日本の法律では、法的手続きを経ずに実力行使で権利を取り戻すこと(自力救済)が禁止されています。どんなに悪質な無断駐車であっても、以下の対応は絶対に行ってはいけません。

オーナー様が訴えられる可能性があるNG行動

  • 勝手にレッカー移動する: 車両に傷がついた場合、損害賠償を請求されます。
  • タイヤロックを取り付ける: 車の所有者の移動の自由を奪う行為となり、違法性を問われます。
  • 法外な罰金を請求する張り紙: 「無断駐車は罰金10万円申し受けます」といった看板や張り紙を見かけますが、法的な根拠のない過大な罰金請求は無効とされるのが一般的です。(適正な損害賠償として、近隣のコインパーキング相場相当額の実費請求などは認められる余地があります)

4. 城陽市での賃貸・駐車場管理におけるプロの視点

私は現在、城陽市内においてアパートの賃貸管理だけでなく、富野西垣内の土地活用(駐車場化)の管理等も実務として担当しております。
現場に密着している不動産屋として断言できるのは、「無断駐車は、管理が甘い(放置されている)と思われる場所に引き寄せられる」という事実です。

ゴミが落ちていたり、雑草が伸び放題になっている駐車場は「少し停めてもバレないだろう」という心理的な隙を生みます。私有地や店舗の無断駐車トラブルを根絶するには、張り紙等の対症療法だけでなく、カラーコーンの迅速な設置や、日々の清掃・巡回によって「ここはしっかり管理されている」というオーラを出し続けることが何よりの対応方法なのです。

※本記事で紹介した法務手続き・対応方法については一般的な事例に基づいた解説です。悪質な無断駐車の損害賠償請求や所有者照会等の具体的な法的対応については、必ず弁護士等の専門家にご相談ください。

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